老舗カバン屋さんの争族

京都の一澤帆布のキャンバス地のカバンといえば、
いまや全国ブランドである。
観光客らしき人々は、お漬物屋さん、よーじやさん、そして、
このお店の買い物袋を必ずといっていいほど、持っている。

私が子供のころは、牛乳屋さんの配達の自転車の
ハンドル、荷台に、一澤帆布のカバンが必ずぶら下がっていた。
いわば、プロ用のカバンであったが、その性能、機能美から、
徐々に一般の人も、使い始め、いつしかおしゃれな存在に
なっていた。

遺言が、二つ出てきて「相続が争族に」。
まさに、お家騒動である。

詳細は、下記新聞記事をお読みいただくとして、
最高裁判所の判決が、2回あり、結果正反対。
1回目の判決では、第2の遺言を有効とし、
今回の2回目の判決では、無効としている。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009062402000054.html

こんなん、現実的は解決は、どうなるんだろう。

今も、争っている兄弟の店が東山の知恩院さんの近くに
あるようだし。でも街で見かけるのは、すっかり
信三郎さん(今回の裁判で勝った三男さん)の
カバンのような気がする。

遺言は、法律上、何度でも書くことができ、一番
新しい遺言が有効になる。
しかし、偽造までされたとすると、かなりややこしい話だ。

今回の場合、偽造といっても自筆遺言のようだし、
筆跡でわかりそうに思うが、ニュース記事では、
そこまでは不明。ただ、自筆遺言は、押印が
必須で、この押印が、実印でなく、認印、さらに
字体が、「一澤」でなく「一沢」だったところが
重要だったようである。亡くなった先代は、「澤」に
こだわっておられたとのこと。

ちなみに、自筆遺言の押印は、実印でも、認印でも
どっちでもよいことになっているが、やはり、日本人の
感覚からして、大事な書類には、実印を押しておくのが、
よいようだ。

私、一澤帆布のお店に一度も入ったことがない。
銀閣寺にも、一度もいったことがないし、他にも
いったことないところだらけである。
地元に住む者は、何処も、こんなものかも。

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