会計監査限定の監査役とは?

一昨日のブログで書きましたが、改正会社法が
施行されると、定款に、監査役の監査範囲を
会計に関するものに限定する旨の定めがある
株式会社の場合、その旨が登記事項となります。

監査役の業務は何か?

株主に代わって取締役の業務執行の適法性を
チェックするのが、監査役のお役目です。

世の中には、株主が1名の会社や、
株主全員が家族という会社もたくさんあります。
そして、そういう会社では、株主=取締役です。

そういう会社で、業務執行を監査する監査役を
置いてもあまり意味がありません。

ということで、いまでは、監査役を置かない会社も
許されています。

また、旧商法時代の株式会社では、小会社という
概念があり、
資本金が1億円以下で、
負債の額が200億円以上でない会社を小会社といい、

小会社の監査役は、業務執行全体を監査するのは、
たいへんなんで、会計に関することだけを監査する、
それが、小会社の監査役の役目でした。
このなごりが、いまも継続していることになります。

そして、会社法が施行される際に、
小会社の定款には、
「監査の範囲を会計に限定する」
この規定が書いてあることにすると法律で決められました。

会社法施行後に、定款を会社法に適応される改訂・整備を
行った会社だと、現実にこの規定が書いてあれば、
限定監査役ですが、書いてなければ、
限定監査役ではなくて、通常の監査役ということになります。

定款にわざわざ、業務監査権限のある監査役であると
書くことは、まずありません。

ということで、今後、監査役の登記のご依頼を
いただく際には、定款を確認させていただくことになります。