遺言書が有ってよかった~

昨日、相続登記の相談で来られた、大阪太郎氏(仮名)

鹿児島県にある太郎氏の兄名義の不動産を
太郎氏名義に変更されたいとのこと。

兄弟が相続人となる場合は、
相続関係の調査範囲が広がり、
親子の相続に比較して、時間も費用もかかる。

兄が死亡したのが、昭和49年。
太郎氏は、自分を含めて5人兄弟で、
兄のほか、3人の兄弟も既に死亡し、
その兄弟に子(甥、姪)が4名いるとのこと。

太郎氏の単独名義にするには、
皆さんの実印、印鑑証明書が必要になる旨を
説明すると、それは大丈夫とのこと。

よくよく事情をお聞きすると、遺言書のようなものが
あったとのこと。

これは、かなりというか、もっとも重要な点。

太郎氏は、一旦、帰り、その遺言書?を捜して
再度、来所されることに。

今回、初回のご来所にあたり、
お手元にある関係しそうな書類を一式を
持参して頂いたのですが、
その遺言書?は、古いことゆえ失念されたようです。

それらの書類は、すべてお預かりしました。
預かり書類を仔細にチェックしていくと、
鹿児島市固定資産税課宛ての、
地方税法第9条の2による
相続人代表者指定届けの写しを発見。

よく読むと、相続人の欄に、太郎氏の長男の
小太郎氏(仮名)の名前があり、
遺言書(公正証書)により指定と書いてある。

遺言書、しかも、公正証書となれば、
家庭裁判所の遺言書検認が不要!!!!

遺言内容も確かであろう。
しかし、甥への名義変更となると
遺言執行者が遺言で指定してあればいいが、
指定がなければ、
遺言執行者の選任を鹿児島家庭裁判所に
申し立てることになる。

あるいは、遺言執行者の選任をしないで、
結局、遺言者の相続人全員の協力のもとに
名義変更することになるけど、
この方法は、お勧めできない。

これだと、遺言がないのと同じ状態で
相続人調査をすることになる。

果たして、どんな遺言書があるのか?

この続きは、遺言書を見てから・・・・・

ああ、こういう時って、落ち着かないんです。
あらゆるケースを想定して、事前に
調べておかないといけないんで。